Bitcoin Cash(BCC)
BCCとは、8月1日にビットコインのブロックチェーンをハードフォークをし、その時に誕生するとされている仮想通貨のことです。現在、BCCは中国で先物取引をされていて、ビットコインの約1/5である6万円の価格がついています。
価格はどうやって決まるのか
仮想通貨の分岐といえば、2016年7月にイーサリアムのハードフォークによって登場したイーサリアム・クラッシックの事例があります。
当時のイーサリアム・クラシックの価格はハッシュパワーに比例しました。
イーサリアムのマイナーがクラッシックを掘るようになると、そのハッシュパワーの比率に比例し、クラッシックの価格があがりました。その分、イーサリアムの価格が下がりました。
その時の価格を式で表すと以下のようなものになりました。
元のイーサリアム=イーサリアム+イーサリアム・クラッシック
このイーサリアムと同じことが今回起こるかは分かりません。他にBCCの価格を決めるものとして、BCCの需要や将来性など、様々なものがあります。
価格はどうなるのか
ビットコインキャッシュの価格がどうなるのか、諸説あります。
まずひとつ目に、8月1日の分裂の瞬間にビットコインキャッシュとビットコインのハッシュパワー比率に応じて価格が調節されるというものです。例えば、ビットコインのハッシュパワーが20%だとします。そうすると、ビットコインとビットコインキャッシュの比率は8:2になります。ビットコインが30万だとすると、それぞれ24万円と6万円になります。
もう一つは、既に織り込まれているという説です。
ビットコインキャッシュは中国で先物取引されていて、その価格は約6万でした。ビットコインの価格は本当は36万円なのですが、ビットコインキャッシュと分裂することを見込んだことにより、30万円で止まっているということです。つまり、以下の式が成り立ちます。
本当のビットコイン価格(分裂後のビットコイン価格)=分裂前のビットコイン価格+ビットコインキャッシュ価格
あくまで考え方の一つなので、損失による責任は負えません。