今回は、Lightning Network(ライトニングネットワーク)について簡潔にまとめたいと思います。
以前の記事で説明させて頂いた、「アトミックスワップ」とも関連してくる最重要技術となります。
http://crypto-currency.hatenablog.jp/entry/2017/09/29/185137
Lightning Networkは「Josef Poon」と「Thaddeus Drayja」 によって、2016年の1月に提唱された概念。ビットコイン上で信頼出来る第三者を介さずに、P2Pでマイクロペイメントが実現できるという点が1つの特徴になっております。1番注目されている特徴として、あくまで検討段階ではありますが、Lightning Network内で世界の個人同士が繋がり、最速かつ低コストによる支払い手段が実現する点にあります。
このLightning Networkの実装に必要な技術でSegwitとHash Timelocked Contract (HTLC) というものがあります。Segwitについては、もうご存知かと思いますが、HTLCに関しては今回説明していると、1分超えてしまうので、また後日説明したいと思います。
低コストによる送金が実現すると、何がどう変わるのか?
ここからは、あくまで個人の見解になります。
まず低コストによる送金により、1円以下の支払いが可能になります。そうすると、あらゆるサービスに「チップ性」のようなことが可能になります。例えばSNSで「いいね!」の代わりに50銭の送金を可能にしたり、「シェア」のお礼に50銭の送金をしたりと気持ちを形として表現することになります。さらにIOTとスマートコントラクトとの相性が抜群で、例えば家電製品でもレンタル制にして、使用した人が使用した時間分だけ自動的に決済が完了したり、スーパーのレジでセルフを選択したお客様に自動的に人件費削減のお礼として、自動的にお金を送金したりと細かな事が対価として返ってくる時代が到来するのではないかと考えております。
ますます、個人が活躍できる時代がやってくるのではないでしょうか?
さらにアトミックスワップとの連携で、世界中はもちろん通貨の種類に関係なく繋がる事になるでしょう。
こんな世界、10年前は空想の世界で他人に話せば笑われていたでしょう。しかし、たった10年で上記のような世界が現実味を帯びてきているのです。後数年後の変化を楽しみに待ちましょう。
実際にこのような技術に真剣に取り組まれている企業が存在するのでご紹介致します。
21INCは、機械と機械のマイクロペイメントで、機械のAPIを1度動かすと0.0001セント払うというようなシステムの実現を目指しております。
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