教師という環境
学校等環境は一般的な会社とはかなり特殊な環境だといわれる。昨年の暮れに、教員向けのセミナがありそこに参加したときの話です。
不満や困っていることで
セミナのなかで、最近困っていることや腹の立つことなどについての話になったときのことである。
例えば、運動会の件で校長に話があるので、校長室に行って話をしたいと伝えると、多くの場合にいま手が離せないので、後にしてくれといわれる。わざわざ校長室まで来ているのになぜ話を聞いてくれないのか。というのが、不満なことであった。
ほかの教員の方も、このようなことは良くあるという話だった。
改善点
その場では、ほかの現教員の方が次のような改善点を出した。
前もって、校長室にお話があるので、何時ごろ行くのでよろしくお願いしますというメモをあらかじめおいておいて、その時間に行くというものであった。それでも、多くの場合にいまほかの仕事で忙しいので後にしてくれといわれる。そのときは、何時にきますとうことをその場で伝える。行った時に、校長室に校長がいないときは、何時来るくかメモを残す。というものである。
これって?
このようなことを一般の会社で実行したら、相当批判される。新人の社会人でももうすこし考えるぐらいの内容である。
一つの学校は、小さな会社の組織に似ているが、かなり違うこともある。学校は、強烈な縦社会であるにもかかわらず、新人でも直接に校長と気軽に話せる環境である。一般の会社では、よほど小さなフレンドリな会社でないと、新人の社員が社長と話せる機会は少ない。
それはともかく、どうすべきかというと、
・話したいことがあることを伝える。なにを話したいかを伝える。
・時間を作って欲しいことを伝える。大体、どのぐらいの時間がかかるかをつたえる。
・いつ時間がとってもらえるか聞く。時間の返事が、後になるなら複数の時間をもらうようにする。
今回の場合の問題点は、すべて本人の都合しか考えていない。教師のあるあるである。
定年後
多くの人が、定年した人と話をしたら人が教師か公務員だったのではなかろうか思うことがあるという。このようなことは、たびたびある。
教員や公務員だった人は、人の話には耳を傾ける。つまり、話は聞く。が、その内容にはあまり触れずに、自分の意見を一方的に話すことが多い。すくなからず、上から目線である。
20代の時に、政府主体のプロジェクトの一員になった。その時であるが、半年ぐらいで知り合いが、おまえも役人口調になったなと言われて、ショックが大きかったことがある。そのことを思いだした。