それぞれの感情がトレードに与える悪影響

in #japanese7 years ago

 「感情的なトレードをしてはいけない」、という言葉をよく聞きますが、具体的にはどういう意味なのでしょうか? 

 それぞれの感情がトレードに与える悪影響についてスティーブ・バーンズ氏が書いているので、今日はそれを紹介したいと思います。 

・怒り: 「次のトレードで損を取り戻してやる!」、というリベンジ・トレードを引き起こす原因となる。
・恐怖: 買いチャンスだと分かっていても、恐怖心が強すぎると引き金を引けなくなってしまう。更に、早過ぎる利食いという弊害も起きる。
・嫌悪感:たとえば、自分のトレードルールを破って損が重なると、大切なトレーダーとしての自信を失ってしまう。
・幸福感:利益を上げて幸福感にひたるのは良いが、次のトレードで必要以上に大きな資金を投入してしまう、または頻繁なトレードをしてしまう原因となる。
・悲しみ:一般的に言えることは、大きな損が悲しみの原因となる。悲しみに包まれると、次のトレードをする気が無くなってしまう。
・驚き:予期していなかったことがマーケットに起き驚いてしまうと、自分の作ったトレードプランに従うことができなくなってしまう。
・無気力: トレードには情熱が必要だ。無関心な状態になってしまったら、毎日必要なトレードの準備が満足にできなくなってしまう。
・不安:ストレスは疲労の原因になる。自分を信じること。そして信頼できるトレードシステムを持つことは不安解消に結びつく。
・極めて強い愛着心:マーケットが大好き、トレードが大好きということに問題はない。しかし、間違った理由で大好きという場合は、大きな失敗を起こす原因となる。たとえば、手っ取り早く金持ちになってやるといった場合だ。
・意気消沈:損を取り戻すことは可能だ。しかし、完全に意気消沈し鬱的な状態になってしまったのではトレードに復帰できない。
・軽蔑: 他のトレーダーの意見を軽蔑し、そしてマーケットに起きることを軽視していたのでは正しい分析ができなくなる。
・プライド:必要以上に大きなトレードをしてしまう、といった現象がプライドの高いトレーダーには起きやすい。更に、プライドのお陰で素早い損切りもできなくなってしまう。
・恥:トレードで損を出して自分自身を恥ずかしく思ってしまうと、他のトレーダーに相談ができなくなってしまう。
・嫉妬:嫉妬心が強すぎると、外面的なことばかりが気になってしまう。トレードは外面的なものではなく心理的なものだ。

(参照した記事:The Dangers of Emotional Trading

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トレード時には“ロボット(機械的)”になるように意識していますが、悪影響で挙げられている「恐怖」「不安」は毎回感じているので、気をつけたいと思います。
個人的には、トレードしたらすぐ寝るようにしています。そのまま相場を見ていると気になって、気になって仕方ありませんのでw
やはり、規則正しい生活と日々の健康状態を維持するのが、冷静なトレードの基本かなと最近は感じています。