読了〜岳飛伝14〜

in #japanese7 years ago

北方謙三さんが書く「水滸伝」シリーズが大好きです。

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かれこれ7年ほど、50冊以上に及ぶこのシリーズを読んでいるのですが、毎巻、人生の本質を衝く表現や、登場人物の男気溢れる人生に圧倒されてしまいます。

一部、心動かされた文章を抜粋させて頂くと

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人は争う。
戦をする。
さまざまな悲しみを抱く心の中に、その本性もまた同時に存在する。
戦が無い世など、あり得ないのかもしれないと、しばしば思う。
外で争う必要がなければ、身内で争ってしまう。それも人間なのだ。
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思わずハッとさせられる言葉です。

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届いたと思ったら、それは夢ではない。
夢にどうやって向かって行ったかが、男の人生さ。
ただ、夢は受け継がれる。
振り返ると、夢という墓標が、延々と続いている。
その先端に立って、俺たちはいまいるのさ
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かっこよすぎです!!

なかなか、これだけ伝えても感動は伝えられないと思いますが、是非機会があれば北方水滸伝を手にとっていただけると幸いです。

一方的な水滸伝シリーズレコメンドでしたが、今日はこの辺で

Have a nice day!!!!

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北方謙三先生の「水滸伝」って残念ながら読んだ事はないのですが、水滸伝自体はあの108星の話ですよね?
随分昔に読んだので、記憶が確かではありませんが…。

@amblogさん、コメントありがとうございます!

お読みになられた水滸伝がどなたが書かれた物かによるのですが、恐らく108星というキーワードから、中国が宋の時代にアツい男達が革命を起こした水滸伝(北方水滸伝と同じテーマ)で間違いないと思います。
ただ、北方先生が書かれた水滸伝では、108星が揃う前に死んでいく男達もいるので、そこまで108星というキーワードや色は強くないかと思います。
ただ、出てくる漢達がアツく人間味もあり、実に人間らしさのあるキャラクターなのが北方水滸伝の特徴だと思います。

北方水滸伝は大長編ですが、その序章となる「楊家将」や「血涙」といった上下巻作品もあるので、こちらも凄くおススメです。

どの方が書いたかも覚えてない、108星と言いながら108人の好漢達の物語でしたね。
途中死んでいく者も当然いましたし、ただ最初に108の星が再び世界に飛び散って行った的な事が書いてあったような気がします。そして長かった…。