bitFlyerやZaifなどの仮想通貨取引所では、APIが公開されているところが多く、自動売買などのプログラムから板情報などを参照する際に活用できる。
今回は、Python3で自動売買用のプログラムを組むための環境構築を、Winows10で行った記録です。
※「Python3」は、ディープラーニングやデータマイニング、人口知能などで人気急上昇中のスクリプト型のプログラミング言語。その他、ちょっとしたパソコン作業の効率化などにも幅広く活用できる。非常に少ないコード度数で機能を実装できるほか、見ためが分かりやすいため、他人の書いたコードも理解が容易。
1.Python3のインストール
2.Visual Studio Code(VSCode) のインストール
3.「Hello World!」
1.Python3のインストール
下記のURLから、「Python3.X.X」をクリックしてダウンロード
⇒インストール。
https://www.python.org/downloads/
※Python3とPython2の2種類のバージョンがあるが、Python3のバージョンをインストール
Python2とPython3には、互換性ない部分が多々あり、2で作ったコードは3では動かない。逆もまた然り。
Python3登場直後は、互換性の問題から、あえて2を使うことも多かったが、現在では3もかなり普及しており、新たに2を学ぶ意義は薄い。
2.Visual Studio Code(VSCode) のインストール
開発環境として、今回は、Visual Studio Code(VSCode)を使う。
下記のURLから、ダウンロード⇒インストール
https://code.visualstudio.com/
※メモ帳に書いて保存⇒コマンドブロンプトから呼び出して動かす、という方法でも問題はないが、Visual Studio Code(VSCode)のような開発環境には、コーディングを補助してくれる機能(インデントや予測入力など)が付いているため、かなり作業しやすくなる。今回使ったVSCodeには、コーディングしたものをVSCode内で動かして動作確認できるため、コマンドブロンプトと開発環境画面をいったりきたりしなくてよくて楽。
3.「Hello World!」
1. デスクトップに任意の名前のフォルダ(「例:Python」)を作成
2. VSCodeを起動して、メニューバー「ファイル」⇒「フォルダーを開く」⇒Pythonフォルダを参照
3. 左カラムに表示されたPythonのすぐ上、「未設定のワークスペース」にオンマウス⇒「新しいファイル」クリックして「helloworld.py」と入力⇒新規ファイル「helloworld.py」作成。
4. 下記のコードを入力して保存
print("Hello World!")
※priくらいまで入力すると予測に"print"が出てきて、エンターを押すとそのまま入力できる。
ダブルクオーテーション("")の入力は、一つ入力すれば自動でもう一つ追加される仕様。カッコなども同様
※「Ctrl + S」で上書き保存できる。
5. 左カラムの「helloworld.py」を右クリック⇒「ターミナルで開く」をクリック。
6. 下のターミナルの表示に続けて「python helloworld.py」を入力してエンター。
7. すぐ下に「Hello World!」と表示されれば成功。お疲れ様でした。
※実行の際は、拡張子(.py)を必ず付ける。