こぼれ落ちていく

in #japanese8 years ago

夢を見た。どんな夢なのかは覚えていない。否、覚えている部分もあるが、それ以上に、まるで、流砂が手のひらからこぼれ落ちていくかのように夢の記憶がこぼれ落ちていく。果たして、その夢はどんな夢だったのだろうか?気になって仕方がない。

ハッキリと覚えている夢もあるが、それは、僕にとっては希な出来事である。殆どが、目を覚めた瞬間から、砂時計を反転させて時が経つにつれ忘れていっている。ひょっとして、自分が気づかないうちに夢を見たのかもしれない。それについては分からない。

夢って不思議だ。どこか暗示的な要素が含まれているのかもしれないし含まれていないのかもしれない。一説によれば、昼間に活動していたことを夢で整理していると聞いた覚えがある。

それも一理ある。その方が合理的な解釈である。その一方で、暗示的な夢があってもおかしくはない。過去に何度か暗示的な夢を見たことがある。しかし、それが何を示唆しているのかは、すぐには分からなかった。後になって、あの夢はこういうことを暗示していたのだと分かる。

しかし、そういうことは後付けで自分勝手に解釈しているのかもしれない。それは、実際のところ分からない。それでも、やはり暗示していると信じたい気持ちがある。これからは、夢を見ても忘れないように、ボールペンとメモ用紙を枕のそばにおいて、見た夢を忘れないうちに書いていきたい。

何かしら、アイディアが出てくるかもしれない。あくまで希望的観測だが。面白い夢をみたり、シリアスな夢をみたり、暗示的な夢をみたりするかもしれない。色々な夢を見ていることだろう。記憶には残っていないが。所詮、夢は夢でしかありえないかもしれない。それでも、夢って本当に不思議なものだ。