ペットロスで精神的に参っている友人がいる。9年間パグを飼っていたのだが、先週の土曜日に死んでしまった。最後の方は、餌もあまり食べずに水ばかりを飲んでいたということであった。彼は、病院に連れていかなかったことを悔やんでいた。
電話越しに、彼の哀しみと後悔の念を感じ取ることが出来た。彼の話を聞きながら、あまり、自分を責めないようにとアドバイスをした。ペットを飼うというのは最後を看取ることが必ず出てくる。というのは、人間の寿命に比べペットの寿命が短いからである。
それでも、頭では理解出来るが、感情面では、そう簡単に割り切ることが出来ない。それは、情が移るからである。中島らものエッセイでペットロスについて書かれていたことがある。
ある女性が、窓を開けっぱなしにしてネコが飛び出して車に轢かれてペットロスになり、あまりにも落ち込んでいるので、このままだと自殺しかねないと思い、中島らもの事務所で話をして、精神科にかかることを勧めたと書いている。その後、彼女はペットロスを受け入れながら暮らしていると書いてあった。
メンタル心理カウンセラーを目指す僕にとって、ペットロスについても適切なアドバイスが出来るようにならないといけない。そして、僕なりにアドバイスを送った。こういう哀しみは、人と話すことによって楽になる傾向があるので、今日、職員に話をすることを勧めた。
ほんの些細な出来事でも悩みが出てくる。如何にして、その人が悩んでいることを引き出してアドバイスをすることが出来るようにならないといけない。そして、そういったクライアントを一人でも多く、そのクライアントが抱えている悩みを少しだけでも緩和していけるようにしていきたい。
今回のペットロスに関して僕なりのアドバイスをした。多少は緩和出来たと思う。ペットロスについて、もっと勉強をしたいと思う。色々な悩みについて答えを用意出来るようになりたい。まずは、メンタル心理カウンセラーの資格を取ることである。それから、自分が出来ることをコツコツとやっていきたい。今は、それが自分の出来ることだから。