昨年12月中旬にアメリカでビットコイン先物が上場しましたが、この先物ポジションの動向を見た上で今後の相場展望に関する考察を記載したいと思います。
1. COTリポートについて
米商品先物取引委員会(CFTC)が刊行するコミットメント・オブ・トレーダーズ(COT)・リポートは米国の先物市場で「商取引でない」(投機的な)トレーダーのネットポジションの分析を提供しており、シカゴ先物市場等に拠点を置く参加者が保有するポジションを反映しています。COTリポートは米国の毎週金曜日、東部標準時午後3時30分(日本では土曜日の朝5:30位?)に火曜日のトレーダーポジションが発表されます。
コミットメント・オブ・トレーダーズ・リポートは市場の地合いを分析するための指標であり、シカゴの富裕層などトレードが上手な方々のポジションですので、為替や他の商品などでは多くの投機家がこのデータを使い、ロングポジションを取るかショートポジションをとるかを決めています。ビットコインも毎週金曜日に建玉のポジション動向を見ることができますのでこのデータを相場の流れを見るのに使わない手はありません。
COTリポート: http://www.cftc.gov/dea/futures/deacboelf.htm
2. 1月16日Bitcoin先物ポジション
1月16日Bitcoin先物ポジションは以下の通り。Non-Commercialが投機家のポジションであり、Traderがトレーダーの数。
2018年1月16日Bitcoin先物ポジション
① 建玉: 4736枚(先週比+112枚)
② 投機家のポジション:Long1553枚(先週比-211枚)/Short 3779枚(先週比+108枚)
③ Trader数:47人
出来高は112枚増えたものの他商品と比べると非常に薄く先週比でLongは211枚減・Shortは108枚増で売り方優勢であることが読み取れます。
3. 相場展望
COTリポートは直近の16日火曜日時点でのポジションですが、16日時点でシカゴの先物投機家はShortを増やして、Longを減らしてきて売りを強めてきています。その後1週間で120万円程度まで下落しました。売り方の圧勝といえます。
<BITCOIN/円チャート>
次回は日本時間では1月27日(土)朝に上記URLへ23日時点でのポジション動向が出ますが、ここで更に売り方の勢いが増してShortポジションが積み増されている場合は更にもう一段の下落もあり得ると考えています。
@yuichi-motonagaさん、ウェルカムSTEEMITへ! ここで会えていいですね。UPVOTEしました。 😉
インドネシアからのUpvote & プレゼントありがとうございます。Steemitわからないこと多いですがどうぞよろしくお願いいたします。